ひぐらしのなく頃に~目明し編

雛見沢村という、全人口2000人くらいの小さな田舎の地を舞台としたオムニバスアニメーション「ひぐらしの鳴く頃に」の第5シリーズ。魅音の双子の妹で、聡明な「園崎詩音」を主役にした物語。一見、親でも見分けがつかない魅音と詩音の双子姉妹。これを利用した日常普通にやっていた入れ替わり体験が「綿流し編」の惨劇を生むことになるストーリーだ。「綿流し編」の殺人は、魅音ではなく詩音がしでかしたことで、「鬼」は詩音であったことが解明される。

脇役かと思われた詩音が、実は物語の中心人物に成り上がる。このシナリオを見ると、圭一が大変可哀そうになる。詩音の恋物語に勝手に巻き込まれ、平凡で幸せな人生を送っていた圭一の歩むべき人生街道が強引に捻じ曲げられた上、最後は刺殺されてしまうのだ。単純な感想としては「いい迷惑!」以外の何物でもない。ちなみに圭一の行動は、人道的にも間違ったものではない。詩音を不良から助け、詩音のわがまま行動に付き合い、電話の相談を受けたり、最後の願いを聞いたりなど、人として当たり前の親切をしたたけだ。つまり、良い事したのに馬鹿を見た結論だ。このシナリオで、もう一人、親切心を出したために被害に遭った者がいる。「古手梨花」だ。圭一を助けようと詩音に戦いを挑み、自決に至るというなんとも悲しい結末だ。儚いストーリーである。

2011年10月26日

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