ひぐらしのなく頃に~鬼隠し編
雛見沢村という、全人口2000人くらいの小さな田舎の地を舞台としたオムニバスアニメーション「ひぐらしの鳴く頃に」の第1シリーズ。都会から父の仕事の都合で、雛見沢村に転居することになった男子学生「前原圭一」を主役にした物語。村の仕来たりや、歴史について全く知らない圭一に、突如降りかかる「オヤシロサマ」の祟り伝説。オヤシロサマを取り巻く諸事情から、それまで仲間だったメンバーから命を狙われる羽目に発展していくストーリーである。
「ひぐらしの鳴く頃に」を見る上で、必ず通過しなくてはならない基本となる物語ならしく、避けては通れないシナリオである。しかし、基本的なシナリオという割には、あまりにもショックの大きい内容だ。正直、これがベースなのかと思うと、今後の物語が恐怖過ぎないかと思えるほどだ。それまで愛さえ深まりそうな勢いで接していた同級生の女の子に囲まれ、平凡だが幸せな日常生活を送っていた圭一に、まさか背中が凍てつくような恐怖が襲いかかろうとは思いもしない。「オヤシロサマ」に関連する一言がなければ、もしかしたら恋人関係に発展していたかもしれない相手と、殺し合う関係に発展してしまうとは人生の分岐点を感じさせる。人間関係を180度反転させてしまう物語である。
2011年10月26日
